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スーパーカブで行く伊勢神宮詣でツーリング

東京から0泊2日の極寒限界ツー

2013.1.12(土)~13(日) 走行

浜名湖付近のガソリンスタンドにて

まだ真夜中(3:56)、浜名湖付近で給油

1月11日(金)の22:30

 せっかくの3連休、何処か遠出したいなぁ~と思い伊勢神宮へ行く事にした。3月に大型バイクで伊勢神宮に行く予定なので、今回のツーリングはあえてスーパーカブで! 実は0泊2日と書きましたが、正確に言えば0泊3日掛かりました。(爆)

 東京からスーパーカブ110で伊勢神宮へツーリングともなれば、最低2日間位の時間が必要である。本当は1泊位、安い宿泊施設で宿泊しても・・・と考えていたのだが、1人だと宿泊するのがもったいない気がして宿泊せずに帰ってくることにした。

 最初は例えソロでも伊勢神宮へツーリングに行こうと考えていたのだが、出発当日、何を血迷ったか?嬉しい事に浮浪雲さん(スーパーカブ110・BRD仕様・千葉県在住)がメールで参加表明して頂き、出発時から2台のスーパーカブで行く楽しいツーリングとなった。(^^)v

 浮浪雲さんとの待ち合わせは1月11日(金)の夜22:30。場所は国道246号線と環八通りの交差する「瀬田交差点」で合流した。今回、浮浪雲さんも無線機を装備、雑談しながら走行出来るので、楽しく走り続けることが可能となった。(^^)

 この日は寒波の影響でとても寒い。私はアンダーシャツはモンベルのジオテックEXPの上下、UNIQLO ヒートテックのハイネック、ライトダウンジャケット、防風チタンコーティングインナーウェア、ロング丈のライディングスーツ、ゴールドウィンの発熱ロングソックス、膝下にはヒートガード付きのアウター、目出し帽を被るなどの重装備。それに加えホッカイロを3個、足先用のカイロも使用するなど、十二分の対策をしての出発だった。

国道246号線は工事渋滞だらけ

 国道246号線は厚木までの区間は順調だったものの、厚木から先は工事のため片側1車線の大渋滞。スーパーカブゆえ機動力を発揮させ、何とか順調に距離を稼いで行ったのだが、大井松田付近では氷点下2℃となり、かなり寒かった。

 下の写真は静岡県、御殿場付近の道の駅「おやま」に立ち寄った時のもの。(0:09) 浮浪雲さんのスーパーカブもバージンベージュのスーパーカブ110だ。

 第1回目の給油は裾野付近にて行った。私のバイクはスタッドレスタイヤを履いているので、高燃費はあまり期待出来ないが凍結路ではある程度安心出来る感じ。しかし、過信は禁物。途中山間部では「路面凍結注意!」や「-2℃」などの電光掲示板が目に付いた。

裾野付近で給油

 下の写真は静岡県の清水付近。直進出来ればバイパスの快走路だが、自動車専用道路なので原付二種のスーパーカブは側道へ行かなければならない。(1:45)

静岡県の清水付近

 その後、バイパスを利用したり下りたりの繰り返しだが、夜中ゆえ交通量はかなり少なく、思っていた以上に順調に進めたため、伊良湖のフェリーターミナルには夜明け前には到着してしまった。(5:48)

寒さ、半端なし!極寒のフェリー待ち

伊良湖のフェリーターミナル

 しかし、この順調さが仇となってしまった。伊良湖フェリーターミナルの施設は鍵が掛けられ入ることが出来ず、強風の吹く中、寒さに震えながら立ったまま夜明けを迎えた。(大爆) 近くに24時間営業のマクドナルドでも有れば助かるのだが、開いているのは夜間用トイレのみ、これは本当に誤算であった。(--;)

6:27頃の伊良湖にて

 すっかり夜が明け、7時過ぎにやっと待合室に入れ、ホッとする。下の写真、フェリー乗り場にて撮影。結局この後は大型バイクが2台のみ。BMW R1200RTとGSだった。と、ここで2年前に伊勢神宮ツーでご一緒しためんようさんにバッタリ出会う。そう、この内のR1200RTはめんようさん(茨城県在住)だったのだ。(^^) 嬉しい再会でした。

 フェリーへの乗船も大型バイクでは慎重にならざるを得ないが、スーパーカブなら気軽である。しっかりとギヤを入れ、サイドスタンドでバイクを駐車した。

 フェリーでは、気になっていた特別室を利用した。別料金で船内で320円を支払う。

 この特別室は視界も良く、椅子もゆったり座れる。ま、たった1時間弱なので敢えて特別室でなくてもとは思うが、話のネタにと利用した。

フェリーの特別室

 フェリーで移動中、何と絶壁さん(R1200RT・神戸在住)から「伊勢神宮でお待ちしております。」から嬉しいメールを受け取った。(^^) 正直、若干心の片隅では期待はしていたのだが、日帰りだしスーパーカブだし無理かな?とは思っていたのだが、いやいや本当に迎撃して頂くとは嬉しい限りである。 

 下の写真、もう直ぐ鳥羽港に到着するところ。(8:59) 風も無く、穏やかな海で船旅も快適であった。フェリー内では仮眠もとり、ゆっくり休めて正解だった。

もう直ぐ鳥羽港に到着

伊勢神宮(内宮)へ

 9:05、鳥羽港に到着すると直ぐに伊勢神宮へと向かった。

鳥羽水族館南交差点

 伊勢への道は電柱に「赤福」の看板がやたらと目につく。下の写真、ちょっと逆光となってしまったが、後方を走る浮浪雲さんと赤福の看板がある電柱の風景。これを見るとあの「水曜どうでしょう」を思い出してしまう。(笑)

 伊勢神宮に到着。そして絶壁さんと合流した。(^^) いつもいつもありがとうございます。

 後方に鳥居が見える位置にバイクを駐車した。ここまで来る途中、車は渋滞し、ここまではバイクでしか通行出来ない規制が行われている。

 こちらも逆光の写真でスミマセン。何しろ朝が早いもので・・・。(9:51) 人の混雑は思っていた程ではなく、何時もより空いていた。

伊勢神宮(内宮)の鳥居

 伊勢神宮の参拝もご覧の通り。並ばずに参拝出来たのは初めてだった。

伊勢神宮(内宮)

おかげ横丁へ

 伊勢詣でを済ませ、おかげ横丁へと向かう。(10:39)

おかげ横丁

 まずはこのお店で伊勢うどんを食べる事にした。(10:43)

伊勢うどん

 こちらが伊勢うどん。(小・450円) コシが無く、食感が柔らか過ぎるので賛否は分かれると思うが、これが伊勢うどんかぁ!と思える特徴があった。

 そして間髪入れずに赤福本店に赤福を食べに行く。(笑)

赤福本店

 当然たべたのは赤福だ。しるこも良いが今回は赤福。

赤福

 座敷で食べれてお茶も有り。(嬉) 予想通りの混雑振りは流石の人気である。 

 おかげ横丁に入ってしばらくブラブラと散策。そして下の写真、「伊勢醤油本舗」。

 私だけだがこの看板を見て食べずには居られなかった。「伊勢醤油ソフトクリーム」(笑)

伊勢醤油ソフトクリーム

 食のチャレンジャーである私、こんな看板を見ると一体どんな味なのか?興味津々で食べたくなってしまいます。

伊勢醤油ソフトクリーム

 実際、食べてみると醤油と言う感じより、キャラメル味に近いような・・・(^^;) 食べているとどんな味なのか?通りすがりの方から尋ねられました。www

 おかげ横丁では「神恩太鼓」が演奏されるとの事で、久し振りに見学しました。迫力のある演奏でした。(^^)

神恩太鼓

 そして定番の「五十鈴川カフェ」にも立ち寄りました。

五十鈴川カフェ

 五十鈴川カフェではロールケーキとコーヒーのセットを注文。美味しく頂きました。

鳥羽展望台へ

 さて、おかげ横丁も満喫したので、ちょっと走りに行くことになりました。(13:11) 何時ものように絶壁さんが先導してくれます。

 こちらは浮浪雲さん。私と同じくロングシートを装備しています。

 向かったのは鳥羽展望台。途中、海の景色も美しく、気持ち良い走りが楽しめました。

 あっと言う間に鳥羽展望台に到着です。(14:03) 駐車場も空いていました。

鳥羽展望台

 予想に反し、水平線は思っていた程はっきり見えませんでしたが、穏やかに晴れ、美しい景色を堪能出来ました。遠くには漁をする漁船団の姿も見えます。

 鳥羽の展望台でゆっくりしていると、何と今度は芋にぃちゃんさん(静岡県在住・スーパーカブ90カスタム9がこちらに向かっているとの事。既に芋にぃちゃんさんはおかげ横丁に向かっているとの事であったので、最終のフェリーで合流する事とし、私達3人(3台)は、夫婦岩に見学に行くことにした。

 絶壁さんは渋滞を避ける為、芋にぃちゃんさんと会わずして夫婦岩の駐車場前でお別れとなった。絶壁さん、本当にありがとうございました。m(_ _)m

 さて、夫婦岩のある「二見輿神社」に歩いて行きます。入口付近は人が少ない様に感じましたが、奥に行くと物凄く混んでいました。(15:45)

「二見輿神社」

 こちらは夫婦岩。(15:49)

 あちこち参拝しました。勿論、下の写真の「満願蛙」にも・・・。(^^) しっかり水を掛けさせて頂きました。

満願蛙

 そして駐車場へと戻りながら歩いて行くと、笑顔の芋にぃちゃんさんとバッタリ!(驚) 丁度ここの駐車場前でバスに進路を阻まれ、ふと横を見た時にスーパーカブが目に写ったらしい。何と言うか何かの糸にでも繋がっているかの様に無事合流出来て一安心した。(16:03)

芋にぃちゃんさんと合流

 さぁ!ここからはスーパーカブ3台でのツーリングが始まります。(16:22)

 と、言っても向かったのは鳥羽のフェリー乗り場。(笑) あっと言う間に到着してしまいました。(16:41)

鳥羽のフェリー乗り場

鳥羽フェリーターミナル

 鳥羽フェリーターミナルでは、小腹が空いたので何か食べる事にした。 利用したのはここ。軽食のコーナー。

 店員さんがお勧めの「渥美あさりの押し寿司」。800円とちょっとお値段は高かったのだが、温かい味噌汁をサービスするとの事で、そんなに言うならと購入。

 あさりの粒は小さかったが、一口食べてみると本当に美味しい! いやぁ~ これ、気に入りました。

 特別にサービスしてくれた、あおさの味噌汁も美味しかったです。

あおさの味噌汁

 フェリーを待つ間に、この後立ち寄る温泉などを打ち合わせ。 雑談も盛り上がりました。(^^)

 そして乗船。(17:32) 今度はスーパーカブが3台。(^^)v

フェリーに乗船

 帰りのフェリーは広い座敷のスペースで仮眠をとりました。私達3人だけでこのスペース、人が少なかった。

座敷のスペースで広々と

 伊良湖に到着。(18:39) もうすっかり夜です。寒いです。

東京への遠い道のり

 ここからは空いている道を走り続けた。この時、真っ暗な街灯の少ない国道やバイパスを走っていて感じたことは、安全を確保するには反射テープなど光るモノを身に付けたり車体に装備する事の重要性だ。浮浪雲さんはヘルメットからジャケット、車体においてとても目立ち、私も大変参考にさせて頂きました。

 そしてやっと静岡に到着。まずは腹ごしらえとして「鐘庵」に立ち寄り、桜海老そば(580円)と桜海老のかき揚げ(230円)を食べた。そして静岡おでんを芋にぃちゃんさんからご馳走になった。(^^)

 天神の湯に到着。実は今回、翌日も休みなので慌てて帰らず静岡県内の温泉施設に立ち寄り、ゆっくりと湯に浸かり、冷え切った身体を十分ほぐして仮眠も取り、英気を養ってから出発する事にした。本当は朝まで居ても良かったのだが、料金が高額になるので2時までの制限時間で利用。そして1:54に出発し、芋にぃちゃんさんとはこの後直ぐにお別れとなりました。芋にぃちゃんさん、今回もありがとうございました。

天神の湯

 再び浮浪雲さんと2人となり、バイパスなどをひたすら走り続けるが、ここからが寒さと睡魔の本当の戦いである。御殿場付近の気温は氷点下3℃。とにかく寒いので、途中イートインコーナーのあるコンビニ(セブンイレブン御殿場駒門店)に立ち寄った。その時の写真がこれ。(3:31) まだ走ってます!と実況中継ブログに書き込んだ時のもの。

 この後もひたすら走るも道は空いており、何とか私は夜明け前には自宅に到着した。(6:10) 浮浪雲さんとは瀬田交差点付近でお別れとなった。浮浪雲さんは更に30km先のご自宅へ。本当にお疲れ様でした。

 今回の走行距離、727km。 燃費データは下記の通りとなりました。

給油箇所 ODO 給油量 単価 走行距離 燃費 燃料費
出発時 19,532km - - - - -
セルフランド裾野SS 19,636km 2.00L @141 104km 54.0km/L 282円
セルフ浜松SS 不明 2.69L @147 - - 395円
エクスプレス鳥羽SS 19,916km 2.15L @144 280km 57.9km/L 310円
富士五貫島SS 20,124km 3.41L @148 208km 61.0km/L 505円
セルフ田園調布 20,257km 2.55L @141 133km 52.2km/L 360円
帰宅時 20,259km - - 2km - -
総走行距離 727km 12.8L @144 727km 56.2km/L 1,852円

注意) 上記燃費は前回給油時から計算。

 原付二種のフェリー料金(伊良湖⇔鳥羽・往復券)は5,400円、特別料金は片道のみ利用で320円でした。

 

 おわり

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